- NO.8717244 2020/08/01 21:53
チンパンジーが人間の子どもを殺害 ウガンダで今、何が起きているのか - ンテゲカ・セマタの家族の暮らしは、ただでさえ苦しかった。
アフリカ、ウガンダ西部の山の尾根に沿った小さな土地で、自分たちが食べる分と、わずかな現金収入を得るための作物を育てるのがやっとだった。
なのにそのうえ、腹をすかせたチンパンジーの群れに、食料や身の安全さえも脅かされていた。
チンパンジーはその1、2年前から人家の近くに来るようになっていた。
セマタ家が暮らすキャマジャカ村をうろついては、バナナやマンゴー、パパイアなどを探し回り、食べあさった。
だが2014年7月20日、悩みの種は恐怖へと変わった。
おとなの雄とみられる1頭の大きなチンパンジーが、セマタ家のよちよち歩きの息子ムジュニをさらい、殺害したのだ。
「私が畑を耕しているときでした」と、2017年初めに話を聞いたとき、母親のンテゲカ・セマタは振り返った。
彼女は幼い4 人の子どもの面倒を見ながら、きつい農作業をこなしていた。
そして子どもたちに水を取ってあげようと背を向けたとき、チンパンジーが2 歳の息子の手をつかみ、走り去ったのだ。
男の子の叫び声を聞いて村人たちが駆けつけ、追いかける母親を手助けした。
しかし、そのチンパンジーは粗暴で力が強く、あっという間にその子に致命傷を負わせた。
ムジュニは病院に運ばれる途中で息を引き取った。
ウガンダでは人間の子どもがチンパンジーに襲われるケースが続発していて、この地域だけで少なくとも3人が死亡し、6人ほどが負傷したり、間一髪で危険を逃れたりした。
こうした襲撃の主な原因は、ウガンダ西部のチンパンジーの生息地が失われていることだと考えられる。
国立公園や保護区の外の森林が農地に変えられ、建材や燃料のために樹木が伐採されているのだ。
危険なチンパンジーをなぜ移動させないのかとよく尋ねられると、英国の生物学者マット・マクレナンは話す。
マクレナンは、ここに生息するチンパンジーの群れと住民の間の危険をはらんだ相互関係を研究している。
【日時】2020年08月01日 16:31
【ソース】ナショナル ジオグラフィック【関連掲示板】
- [匿名さん]
このチンパン日本人じゃねーのw
>>6
はあ?